医学・薬学

免疫力2

免疫力を高めるために人間の器官でどの部位が重要かと言うと、前記事にもあった様に腸が重要な働きをしていることが明らかになっています。

腸は、食べ物を消化・吸収する場所ですが、他方食べ物と一緒にウイルスや病原体なども入って来る場所です。

と言う事は、腸内には免疫細胞が密集していて、実に体の70%の免疫細胞が集まっている場所でもあるのです。

そして、小腸にはパイエル板と言って小腸の内側にパッチワーク状に絨毛が点在しているのですが、これをパイエル板と呼び免疫細胞に体に有害な異物を学習させて訓練していることも明らかになっています。

パイエル板で訓練された免疫細胞は、腸での免疫に関与するだけでなく、血液の流れに乗って体中に運ばれ、病原菌やウイルスを攻撃する様になります。

つまり、免疫力を高めるためには、腸の状態を良く保つ事が大切なのです。

前記事で腸に触れましたが、タバコを吸うと免疫力が極端に落ちるのです。

ですから、風邪などを引きやすい体になってしまいます。

最近では、風邪みたいな症状でいつまでたっても咳が止まらないとか、熱もないの風邪の様な症状になる人は、この免疫力が落ちているので、タバコは即やめて、免疫力を高める食事をする事が健康な思考と健康な身体を生みます!

そして、免疫力を高めるためには、たばこをやめるのは勿論ですが、腸の環境の改善や腸の動きを活発にする食事をする事です。

腸が活発に動き出すようにするには、発酵食品の他にも、食物繊維、オリゴ糖などは、腸内を改善して、免疫力を高める食品ですので積極的に食べ続けると免疫力が上がります。

 また、免疫細胞そのものを活性化させるために必要な栄養素として、たんぱく質を取る事です。

タンパク質は、細胞の主要な成分です。

良質のタンパク質を摂取すれば免疫細胞の働きが良くなります。

後は、ビタミンAやビタミンEなどのビタミン類、亜鉛やセレン、銅、マンガンなどのミネラル類、コレステロールなども、免疫細胞の強化には必須の栄養素ですので、つまりバランスの良い食事をするように心がければいいわけです。

これはよく言われますよね、バランスの良い食事・・・・・・・

知っていても実際なかなか出来ないバランスの良い食事・・・・

さまざまな成分が免疫力を高めるために効果がある事は分かったのですが、ここが人間の面白い所で腸内の環境も免疫細胞の働きも人によって色々と違いがあります。

ですから、よくテレビで「奥さ~ん、これ食べると腸が元気になりますよぉ~」なんて言おうものなら、その番組後のスーパーではその食材が売り切れ!なんていう事になりますが、ある人に効果があったからと言って自分にも効果があるとは限らないのです。

ですから、免疫力を高める効果のある食事を知り、バランスよく食べることが大切なのです。