食の美意識でお里が知れる4
今回の記事は日本料理においてのマナーについて、いくつか書いてみようと思います。
みなさんは外国人の友人・知人はいらっしゃいますか?
いらっしゃるなら、訪日をされた際に和食店にお連れした際には是非このマナーを教えてあげて下さい。
まぁ教える前に私達日本人が和食のマナーを知らなければ灯台下暗しですが・・・
さて、みなさんは日本料理で一番大切なマナーは何ですか?と聞かれたら何と答えますか?
私が思うに日本料理で一番大切なマナーは?と言えばそれは箸の使い方だと思います。
和食マナー=箸の使い方です。
箸の使い方は、その人の育ちや教養が垣間見えるものです。
みなさんは、箸を使うときに箸を汚していい範囲、つまり箸先何センチまで許されているのか?ご存知ですか?
これは案外知らない人が多くいるようで、私など和食を食べに行くと周りの日本人の箸先の使い方をついつい見てしまうのですが、箸先など全く気にせずにわいわいがやがや、べちゃくちゃ楽しそうにオマケに箸先で家族や相手を指したりしながら食べてる人達をみかけますが、育ちの悪さが垣間見えてとても不機嫌になる事が多いです。
箸の汚れで許されるのは、箸先から1.5センチまでが許容範囲ですので、みなさんはしっかり覚えておいて下さい。
それから、割りばしの割り方ですがこれにもマナーがあります。
それは何かと言いますと、割りばしの割り方です。
割りばしは左右に割るほうが力が入りやすくてみなさんよく左右に引っ張って割ってますがそれは間違いです。
割りばしの正式なマナーは、上下に割ります
さぁこの理由は分かりますか?
みなさんで来週までに考えてみて下さい。
今書いている食の美意識に関しては、来週で終わらそうと思っています。
再来週からは、人間なら必ず訪れる「死」と言う美意識について触れようと思っています。
「死」なんて書くと物凄く重い感じがしますが、人は必ず死にますし、これからの少子高齢化社会になって行くわけで、このブログを読んでくれている僅かな人達でさえいずれは死ぬわけですよね。
老いと死の美意識、真剣に考えるべきテーマなのです。