倫理学

悪いカルマを作らない方法4

さて、悪いカルマを作らない方法3の続きですが、次のケースではどうでしょうか?

デートの最中、女性が男性に「きのう、課長が無理な仕事を押し付けるものだから大変だったのよ」と仕事の悩みを打ち明け出した。

男性はその問題と思われる点を聞いた時点で、その問題点に対する解決策をアドバイスした。

ところが、「ごめん。なんか、疲れちゃった。さよなら…」と女性は去って行ってしまった・・・・・

ガーン!!

男性にしてみれば、親身になって解決法をアドバイスしてあげたのに、なぜ女性が悲しそうに去って行ったのか!!疑問に思う所ですよね。

しかし、伊東博士によると女性が悩み事を相談してきた場合、解決法をアドバイスするよりもまず、しっかり話を聞いてあげることが重要だと言います。

このケースでは、男性は女性の話をきちんと最後まで聞かないうちにアドバイスしていたのですが、それがいけなかったのです。

また、女性の話を聞く場合、ポイントとなるのは共感のある相槌を打ってあげること。

相槌で共感を示し、女性と一緒に悔しがったり怒ったりすれば、女性の悩みは解消すると言うのです。

一通り女性の話が終わり、それでもまだ悩みが解決しないような場合は、解決策のアドバイスをするのが良いのです。

一方、女性は男性が解決法を考えてアドバイスしてくれるなど、親身になって対応していることを理解すれば、男性に不満を抱くことはなくなると述べています。

もし、男性の相槌が少なくて、一方的にアドバイスし始めてイヤだと思った場合は、「あなたの言う通りね。そうすれば良かった。ありがと。明日から、そうしてみるわ」と、男性のプライドを傷つけないよう、アドバイスに対して感謝の意を示すのがいいそうです。

あああ・・こういう美意識を持った女性は少ないですね・・・・

相手の気持ちがわからない、自分をわかってもらえない‥そんな悩みを持っている人は、会話スタイルを相手に合わせてみてはいかがでしょうか。

そうすれば、開きかけた溝が埋まっていくかもしれないですね。

会話には、感情と思いと意識等々あらゆるものがうごめきます。

それらによって、作らなくても良いカルマを作り出すことにもなりかねません。

男女の性質を知り、会話において相手に気遣う事は、実は気づきに結びつくのです。

それは、1つの愛と言う美意識を知る事にもなるのですから。

以上が気づきも1つの美意識だと思い連載で書いてみましたが、皆様の心に届きましたでしょうか?

この様に美意識と一言で言っても広範囲に渡って美意識は存在しているのです。

美意識と言うテーマは壮大ですね!

では、この次もまた違った視点観点から美意識について書いてみたいと思います。