倫理学

精神的美意識

私が好きな精神的美意識の1つは何かと言いますと、「気づき」と言う美意識です。

では、この気づきとは一体どういう事なのでしょうか?

気づきの対局には、知識があります。

知識の意味は、知っていて認識していると言う意味ですが、知り・認識しているだけという状態では、行動は伴いません。

1つの例をあげると、人に何かをしてもらったら「有難う御座います」と言う事は正しいか否かのテストをすれば、全員正しいと答え100点を取ることが出来ます。

しかし、実際に人に何かをしてもらった全ての時に、きちんと「有難う御座います」と言えるかどうかを考えてみてください。

言えなかった時や忘れていた時、うっかり言えなかった等々あると思います。

これは単に知識として、知っていた結果です。

簡単な例をあげると何回か友達に頼み事をして、その後に有難うの一言を言わなかった為に、友達に頼み事をしても友達が気持ちよく頼みを聞いてくれなかったと言う出来事があったとしましょう。

すると、「あぁああ、あの時ちゃんとありがとうって言わなかったからだな・・」と「ちゃんとお礼を言わなくては・・」とはじめて気づくわけです。

そして、次回から他人に何かをしてもらった時には「有難うね!」とか「有難う御座います!」と言える様になります。

つまり、気づき・意識が働くと行動に結びついて行くのです。

気づき・意識が起こる心の状態とは、「やっぱり!」「そうだったんだ!」等々、実感と感情が伴うことです。
この人に対しの「有難う」と言う一言も美意識ですし、自分の過ちに気づく事もまた美意識なのです。

美意識とは、こんな事でも感じる事が出来ます。

そして、気づきには「浅い気づき」「普通の気づき」「深い気づき」と段階があります。

つまり、「浅い気づきの美意識」「普通の気づきの美意識」「深い気づきの美意識」と段階があります。

これは次回に